朝、登校直前になって「音読の宿題をやっていなかった」と、あわてる。何とかやったが、家を出て少しして私が廊下へ出たところに「おかあさん、おかあさん!!!」と叫びながら帰ってきて、「音読三回だった、今ここでやる」と大泣きしながら言う。泣くことないのに。忘れたって言えばいいじゃない。そういうことも必要よ。
 放課後、Tくんと二人で遊んでいたが、つまらなくなってしまい、サッカーボールで遊んだそうだ。
 スポーツクラブの夏休みの二泊の合宿に行って欲しくて、もうすぐ締め切りなので、あせる。一度も「行ってもいい」というようなことを言わないで絶対に「行かない」「ダメ」とだけ言う。これまでの合宿でしかられたことが「いやなことが起こるから」と根付いてしまっていて、いくら行っても、うんといわない。本人が行かないというものを行かせられない。でも本当に行ってほしかった。Hにはいとこがいないし、友達と泊まりで出かけることはないし、社会性を身につけるいい機会だったのだが。残念。本当に残念。