園バスを降りると、かなり顔色が悪い。声も出さずに頷くだけだったが、一番暑い日だったので、疲れたのだろうと思っていた。暑い、とのことだが、おでこはひんやりしているくらいだった。体操着だったが、この暑さでは遊べまい、と一度、家に帰ったが、おやつも食べずに、おなかが痛いと言って、大をしたあと、ふとんをかけて寝てしまった。声をかけると、寒いという。身体が熱くなっていて、熱は37.3度だった。熱中症かと頭をよぎり、「○○先生(小児科の先生)のところ、行く?」ときくと、めずらしく「行く」というのでこりゃ相当つらいんだと思い、車をすっとばして連れて行った。車中では、冷房が寒い、窓からの風も寒いというので、私とAは汗だく(久しぶりに、したたる汗をぬぐうこともできなかった)だった。「何か、口から出そう」と言い続け、小児科へ着くなりトイレへ直行、何も出なかったが、診察で「腸炎だね」と言われ、吐き気止めの座薬を処置してもらう前に(私は待合室で待機)、大量にもどしてしまった。でもすっきりしたようで、三十分くらいはトイレ(大)をがまん、ということもあって、薬局へ行く間、好意に甘えそのままねかせていただいていたら、本当に寝てしまった。家の駐車場は自走式の二階だが、ベビーカーにHを乗せ、Aを抱っこひもで抱っこして、車の通る道をベビーカーを押して降り、何とか家まで着いた。ベビーカーは便利だなぁ。帰る途中、Sさん宅に忘れてしまった卵を取りに寄ったのだった。夕食は、パンをつまんだだけで、寝てしまった。