朝、忘れ物をしたら、泣かないで取りに帰ること、と話をしていたら、本当にお弁当箱と夏休みの自由研究を道草くっていた学校内の池そばに置いてきてしまったらしい。弟を外にいた私が見えたとたん、ランドセルを放り投げ、半べそで学校へ戻っていった。帰ってくるとケロッとしていた。
 夕方、用事があって外に出たときに、自転車はあるが姿がみえない。まさかと思いながら探すと、不安的中、友達(Wくん)とコンビニへ行って、ガムを買ってもらったらしい。こんな簡単に約束を破られると、もう叱る気もうせる。
 寝る前に、いくら言ってもきかないことで、カミナリを落としたら、やっと反省した様子。だけど、カミナリがこわくて反省しているだけだったら、全く意味がないのだ。でもカミナリを落とさずにはいられない。普通の会話は、通じないのだ。いや、通じるが、すぐに忘れられるのだ。